バトルバランスパッチノートv1.0.2

バトルバランスパッチノートv1.0.2

3月1日(月)のアップデートメンテナンス後より適応されるバトルバランス調整v1.0.2の詳細ページになります。

今回のバトルバランスパッチに際しまして、皆様に特別ログインボーナスにて「APスクロール」を1枚配布させていただきます。

配布期間:3月1日(月)7:00~3月11日(木) 2:59

◆v1.0.2バランス調整のコンセプトについて

調整担当のDイワタです。

今回のバトルバランス調整は、現在のクエストやリーグにおける武姫・スキルの使用状況、リアルタイム通信のゲーム性、そして多く寄せられたフィードバックを基に、問題点・課題点を確認し、より快適なゲームプレイ(主に同期ズレの緩和)の提供、そして色々な武姫・スキルを育成したり編成の方向性を探してもらいたいという意図のもと施行させていただきます。

主に以下の3点に重きを置いて調整を施しました。

  1. 移動速度に関係する要素の下方調整(同期ズレ改善&武姫バランス調整)
  2. 火力>耐久に傾き過ぎな強化部分の調整
  3. 想定以上に性能が高すぎるスキルの下方調整

まず今回のバトルバランス調整に関して、下方調整が多めになってしまっておりますこと、大変申し訳なく思っております。。
本来であれば下方調整と同時に多くの上方調整も行い、プレイヤーの皆様には【新たな遊び】を提供したく思っているのですが、今回の調整は影響範囲が大きく、正直なところ、調整後のバトルバランスが非常に読みにくい状態になっております。そのため上方調整は少なめにし、現環境の変遷を確認していき、問題があればさらに調整を加えていく形を採らせていただきました。
※「ゴエティア」の参戦、追加スキルもありますので、そちらもお楽しみいただけますと幸いです

それでは長くなってしまい恐縮ではありますが、調整内容が気になる方は後述の詳細をご確認いただけますと幸いです。

:アッパー調整 :ダウナー調整 -:それ以外/据え置き
※調整数値は内部的な数値も含まれているので、おおよそで理解をお願いします

◆計測データ(2月25日時点 ※精霊Buffリーグ)

リーグランク【全体】におけるプレイヤー使用率トップ5(左から1~5)

リーグランク【シルバーⅠ】以上におけるプレイヤー使用率トップ5

リーグランク【ゴールドⅠ】以上におけるプレイヤー使用率トップ5

リーグランク【ダイヤモンドⅠ】以上におけるプレイヤー使用率トップ5

※ 調整Memo
・常に使用率の高いゲイボルグと小狐丸についてはその強さに加えて、ピックアップなどで所持、強化している人が多いことも起因していると思われます
・高ランクになるにつれてフライクーゲルの使用率がグングン増えているのが特徴的です
・逆に全体としては使用率の高いエクスカリバーやグングニルが高ランクでの使用率としては低めになってしまっているのも着目すべき点かと思います
・総じて移動速度が高いキャラクター、そして幻獣/兵器タイプを得意とするキャラクター(今回でいうと精霊強化リーグなので精霊も)がランクインしており、この辺りにバトルバランス調整の糸口があると考えました

◆アビリティ(能力解放・ジェム)の性能調整

◯移動速度関係のアビリティの強化値調整 

詳細
移動速度アップ系統のアビリティ(能力開放およびジェム)を下方調整しました
例)
・移動速度 +10% → +7.5%
・HPMAXの時、移動速度 +15% → +12.5%
アタックに関する移動速度アップ系統のアビリティも上記同様下方調整しました
例)
・[大剣]攻撃中の移動速度 12.5% → +10.0%
・[弓]攻撃中の移動速度 12.5% → +10.0%
・[鎖槌]チャージ移動速度 12.5% → +10.0%
・[刀]構え移動速度 12.5% → +10.0%
・[魔器]チャージ移動速度 12.5% → +10.0%
アクションに関する移動速度アップ系統のアビリティも上記同様下方調整しました
例)
・[ダッシュ]速度 15% → +10%
・[ガード]移動速度 15% → +12.5%

▼各武姫への影響度合い

▼▼
▼▼
▼▼

※ 調整Memo
・前回のバトルバランスパッチでお伝えさせていただいた通り、ゲームの性質的に移動速度=強さである場面が多く、他のアビリティに比べ価値が高すぎる傾向にあります
※攻撃面では攻撃が当てやすい、回り込んだり追いかけたりすることで敵を倒しやすいなど、防御面では攻撃の避けやすさ、マナの回収しやすさなど、攻守に渡って強力に作用しており、他のアビリティに比べると明らかに一線を画する強さを持っています
・実際のところ、リーグでの武姫使用率や勝率データを分析しても、その傾向は強く反映されておりました

・また様々な通信環境でプレイされる中ですと、高速移動による位置同期が難しい(いわゆるラグでの同期ズレ)ことなどを鑑み、移動速度についてはある程度の制限を掛ける方向で調整させていただきました

・上記調整により、移動速度が特徴になっているキャラクターの能力開放パネルの合計値はおよそ「+30%」→「+22%」程度まで落とされています
・これによって、現在生じているキャラクター間のバトルバランスも緩和されると考えています

・しかしながら、現在問題視している位置同期ズレは基礎速度はもちろんですが、スキルによる加速や、なによりアクション「ダッシュ」に依るところが大きいと感じましたので、そちらも調整をさせていただいております(後述)

・今まで超高速戦闘を楽しんでいたプレイヤーの皆様には、もしかするとスローリィすぎて刺激が足りなく感じられてしまうかもしれないのですが、より快適なプレイ環境作りのためどうかご理解をいただけますと幸いです

◯耐久関係のアビリティの強化値調整 

詳細
HPアップ系統のアビリティ(能力開放およびジェム)を上方調整しました
例)
・HP +7.5% → +10%
・[精霊]スキルカードのHP +12.5% → +17.5%
特定タイプスキルに対する被ダメージ軽減アビリティ(能力開放およびジェム)を上方調整しました
例)[精霊]スキルの被ダメージ ×0.7 → ×0.61

▼各武姫への影響度合い

▲▲ ▲▲
▲▲ ▲▲ ▲▲
▲▲▲▲ ▲▲ ▲▲
▲▲ ▲▲▲▲

※ 調整Memo
・能力開放による育成およびジェムによる強化において、攻撃方面ではスキルや会心などを含む様々な方向性で伸び代があるのですが、耐久面ではHPとダメージ軽減(一部に対する)しかありません
・そのため、育成をしていくほどに火力>耐久というバトルバランスになっていき、耐久面を得意とする武姫や戦略が採りにくくなってしまっていました
・また、流行しているスキルへのカウンターとしての役割がわかりやすくなるよう、特定タイプスキルへの被ダメージ軽減アビリティも強化しています
・上記の調整で、全体的に一撃でやられてしまうことが少なくなり、またプレイヤーが耐久することを意図した際にきちんとその活躍ができるようになると考えています

◯会心ダメージ関係のアビリティの強化値調整 

詳細
会心ダメージアップ系のアビリティ(能力開放およびジェム)を下方調整しました
例)
・会心ダメージ +14% → +8%
・[精霊]会心ダメージ +30% → +20%

▼各武姫への影響度合い

▼▼
▼▼

※ 調整Memo
・会心によるダメージは1.5倍とデフォルトで高い設定になっているのですが、それに加えてこちらのアビリティによる補正が乗るため、想定以上に高いダメージを比較的容易に出すことが可能になってしまっていました(ダメージ比率のバランスが非常に良くなかったです。申し訳ございません)
・とはいえ、特定タイプのスキルに特化した場合には会心による高火力が期待できますので、会心でワンパンチ狙いの方は引き続き狙っていただければと思います

 

◆武姫(キャラクター)の性能調整

◯アクション「ダッシュ」の調整 

詳細

▼対象キャラ(ダッシュ持ち)

▼▼
ダッシュの速度を低下しました(150→125)
ダッシュ中の消費スタミナを軽減しました(33→24)
※初期消費スタミナに変化はありません
(エクスカリバーとミョルニルの)
スタミナ最大値を増加しました(165→190)
(フライクーゲルの)
スタミナ最大値を低下しました(165→140)

※ 調整Memo
・お手数ですが、先述の移動速度に関する調整Memoもご確認をお願いいたします
・ダッシュは基礎移動速度に補正を掛けて移動するという仕様上、速度がアップした状態との相性が非常によく、そして尋常ではない速度で移動できる原因になっておりました
・結果、位置同期のズレに大きく関与しており、この速度を調整しないことにはどうにもならなかったため、大きく低下をさせていただいております

・また、アクション間でのバランスをみても汎用性や(移動速度上昇で強くなるため)伸び代が大きかったため、移動速度の上昇を抑えること自体はキャラバランスの調整にも繋がっていると考えています
・ただし速度を大きく低下したことで移動できる距離が大きく変わってしまったため、ダッシュ中のスタミナ消費を軽減し、スタミナを使い切った場合には以前と同等以上の距離を移動できるようにしてあります

・使用率および勝率が非常に高かった小狐丸とフライクーゲルに対して、エクスカリバーとミョルニルについては、そこまで高くない(エクスカリバーはブロンズランク帯での使用率が非常に高いですが、勝率はそこまで)こともあり、この2キャラについてはスタミナ増加の上方調整が加えてあります
・いずれもアタックキャンセルダッシュを上手く活用することで隙を消せる武姫なので、今までよりも連続攻撃という面では強化されているかと思います
・フライクーゲルに対しては、上記とは逆にアタックキャンセル利用がほぼ必要のない性能であることなどから、スタミナ最大値を下げることでバランスを取っています

◯小狐丸 

 

詳細
アタックの構え中の移動速度を少し低下しました(125→116)

※ 調整Memo
・高スピードで移動できるこの攻撃も移動速度の調整対象とさせていただきました

◯フライクーゲル 

 

詳細
能力開放「ドタバタダッシュ」の効果値を少し低下しました
[ダッシュ]速度 +12%→9%

※ 調整Memo
・ダッシュの性能を下げたものの、このアビリティによってまだまだ加速度合いが高くなってしまっていたので下方調整をしています

▼スキル調整

◯全体的な調整方針

性能が非常に高いもの、他のスキルの役割を奪ってしまっていたものを下方調整
特定アビリティ(会心や補助時間アップ)との組み合わせで強力になりすぎてしまうものを下方調整
一部設置型の連続バフスキルの上方調整
タイプごとのバランスを考慮したスキル上方調整
スキルによる移動速度アップの限界値(重複掛け時)を×2.0までに制限しました

※ 調整Memo
・全体の方針としては上記になります。詳細は個別のMemoをご確認いただけますと幸いです
・本項はスキルについての調整ですが、使用率および勝率が高い武姫には「兵器」「幻獣」タイプを得意とするキャラクターが多く、それらのスキルに下方調整を入れているため、結果的に武姫間でのバトルバランスへの影響もあると考えています
・また、移動速度アップスキルの重複(チームでの複数発動など)によってはとんでもない高速化が可能だったのですが、こちら挙動(同期)に問題がありすぎましたので、重複して掛けた際の限界値を2倍速までと制限させていただきました(アビリティ、アクションなどによる速度アップは別計算なので、制限には当てはまりません)

◯ブレイブトーチ(R:精霊) 

詳細
リロード時間を短縮しました(初期36秒→34秒)

※ 調整Memo
・設置した聖火の範囲内の味方にPOWアップ効果を掛ける(連続掛けで効果アップ)、というスキルですが、戦況が流動的なリーグにおいて留まり続けることが難しい点を考慮して、リロード時間を短縮し発動できる機会を増やしました

◯テラメテオフォール(UR:精霊) 

詳細
スキル発動隙を短縮しました(1500→1000)

※ 調整Memo
・発動隙+隕石落下までの時間が長く、見てから避けやすいスキルになっていたので、発動隙を減らすことでその弱点を少し補う調整をしています

◯血十字ブラディロス(R:魔神) 

詳細
マナによる回復量のダウン値を強化しました(-500→-750)
※★★★★★のとき(-750→-900)

※ 調整Memo
・マナによる回復の阻害という非常にユニークなスキルなのですが、リーグにおいては回復量が非常に大きく、デバフしたところで結局回復されてしまう状態にありました
・ダウン値を大きく強化することで明らかに回復値が少なくなるように調整しました

◯忍法・のろい蜘蛛糸(N:秘術) 

詳細
移動速度ダウン効果量を弱体しました(×0.25→×0.5)
リロード時間を伸ばしました(初期23秒→26秒)

※ 調整Memo
・移動速度が速すぎた前環境において、非常に有用かつなくてはならない存在でした
・レアリティNということもあり、育てやすくとても重宝する存在なのですが、この存在によって他の移動速度ダウン系のスキルに日の目が当たらない状態になっており、また、他のスキルと組み合わせることで即死級のコンボが容易になってしまっていた(ヤバめ)ので、今回大幅な下方調整をさせていただいております
・とはいえ、のけぞりがなくなる移動速度ダウンスキルとしての役割、リロード時間は遅くなったとは言えまだまだ早めの設定になっておりますので、組み合わせ次第では現役で活躍できるかと思います

◯伽羅倶梨カタナD・B・S(UR:兵器) 

詳細
当たり判定の持続時間を少し短くしました(0.55→0.3)
威力を低下しました(36→28)

※ 調整Memo
・ヤバすぎるスキルその1でした、申し訳ございません
・まず高速キャラクターが使用した際に、スキルの範囲がとんでもないことになっていたことなどを踏まえ、当たり判定が発生している時間を短くしました(刃の回転中しか当たらないイメージです)
・上記については移動速度アビリティ等の調整と併せて緩和されているかと思います
・また、会心率を考慮した際に当てやすさやリロード時間に対する与えるダメージが非常に高い状態になってしまっていたので、威力を調節させていただいています
・ただし、上記の弱体をしてもなお高い会心率によるダメージと、URにしては早めのリロード速度、そしてスキル発動から自由に移動できる追従型である利点は唯一無二で、まだまだ頼れる兵器タイプの最終兵器としての座に君臨し続けられると考えています

・またこの調整により、このスキルと特に相性のよかったフライクーゲルの弱体にも繋がっていると考えています

◯アーヴァンクの爪撃(N:幻獣) 

詳細
威力を大幅に低下しました(28→18)
覚醒★★で付与される被ダメージアップ効果を弱体しました(1330→1200)

※ 調整Memo
・ヤバすぎるスキルその2です、申し訳ございません
・こちらもレアNスキルとして、非常に回転率の良いスキルになっています
・ただ覚醒時には、その回転率に対しての会心込みでの威力や効果があまりにも破格の性能になってしまっていたため、下方調整させていただきました

◯リンドブルムの雷翼(SR:幻獣) 

詳細
移動速度の上昇値を下げました(×1.5→×1.33)
★★★★★:(×1.75→×1.5)
★★以降:会心ダメージアップ値を下げました(500→240)
★★★★★:(750→360)
リロード時間を短縮しました(初期38秒→36秒)

※ 調整Memo
・こちらはバトルバランスとは違う意味でヤバいスキルになっており、これによる高速移動が同期ズレを引き起こしやすい要因でもありましたので、移動速度上昇値を下げさせていただきました
・また、会心ダメージアップ補正値もスキルのサブ効果としては高すぎる傾向にあったため抑えさせていただいています
・その代わりにと言ってはなんですが、リロード時間を短縮させていただいています

◯ギルティチェイン-罪鎖-(N:神聖) 

詳細
威力を少し下げました(16→14)
★★以降:(20→17)
覚醒★★★★★の移動速度大ダウン効果を弱体しました(×0.25→×0.33)

※ 調整Memo
・「忍法・のろい蜘蛛糸」同様、大きく移動速度を下げるスキルでありながら、回転率が非常に良かったため効果を弱体しています(★★★★★時のみ)
・また、移動速度ダウンに加えて良い感じのダメージも与えられてしまい、次世代のポスト蜘蛛糸の座にくることが想定されましたので、先んじて威力を下方調整しています

◯プロテクション-守護-(R:神聖) 

詳細
リロード時間を短縮しました(初期42秒→37秒)

※ 調整Memo
・設置したクリスタルの範囲内の味方に被ダメージ軽減を掛ける(連続掛けで効果アップ)、というスキルですが、戦況が流動的なリーグにおいて留まり続けることが難しい点を考慮して、リロード時間を短縮し発動できる機会を増やしました

◯イージス-神盾-(UR:神聖) 

詳細
効果時間を短くしました
初期:4秒→3秒
★:4.5秒→3.5秒
★★★★:5秒→4秒
★★★★:6秒→5秒

※ 調整Memo
・ヤバすぎるスキルその3です、申し訳ございません
・チートではないのですが「理不尽だ」というフィードバックの声をとても多くいただいたスキルになります
・また効果時間延長のアビリティを重ねることで、長時間無敵状態になれてしまうことも問題として挙げられましたので、効果時間を覚醒段階に関わらず全体的に1秒間短くさせていただいております

▼その他調整

バトルリーグ中のマナ1コあたりの回復量(最大値)を減少しました(10→6)

※ 調整Memo
・リーグにおいて、マナ湧き数に対しての回復値が大きく設定されすぎていると感じられましたので、回復値の最大量を減らすことで調整をしています
・この調整により、回復スキルやHP管理の重要性が以前より増して感じられると思います

終わりに

今回の調整は以上となります。

移動速度関連を軸としたこの調整でどこまで変化があるのか、調整後の状況や反応をしっかりと見届けさせていただいた上で、次回バトルバランス調整の方向性を決めさせていただく予定です。
(次回のバトルバランス調整は現在のところ4月を予定しております)

以前のパッチノートでも触れた通り、

「使っていて楽しい・面白いが最優先」
「(キャラやスキルの)コンセプトを大事にする」
「それでもゲームバランス的にヤバすぎるものは謝罪して調整する」

の3本柱を胸に調整をしていく所存ですので、何卒ご理解ご容赦いただけますと幸いです。

 

それでは、引き続き「少女キャリバー.io」をよろしくお願いいたします!